社会を変革しうる医療データサイエンティストの育成をめざすDHIEP Program。
その独自性に富んだ講義内容や、ほかにはない実践的プログラムの魅力を
実際に学んだ歴代の卒業生4名にご登場願い語っていただきました。
アカデミアや産業界から参加する現役講師陣からのメッセージも掲載いたします。
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社会を変革しうる医療データサイエンティストの育成をめざすDHIEP Program。
その独自性に富んだ講義内容や、ほかにはない実践的プログラムの魅力を
実際に学んだ歴代の卒業生4名にご登場願い語っていただきました。
アカデミアや産業界から参加する現役講師陣からのメッセージも掲載いたします。
伊藤 健
所 属: | ⽇本新薬株式会社 創薬研究所探索研究部 |
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受 講: | 第1期(2019年) |
小菅 愛加
所 属: | 藤田医科大学大学院 博士後期課程2年 |
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受 講: | 第3期(2021年) |
那須 朋大
所 属: | 日鉄ソリューションズ株式会社 |
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受 講: | 第2期(2020年) |
東山 希実
所 属: | 京都大学大学院医学研究科 婦人科学産科学 |
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受 講: | 第2期(2020年) |
私自身、薬学を修めながらデータサイエンスを会得しましたが、データサイエンスには社会を一変するパワーがあります。専門性と掛け合わせることで、途方もない価値を生みだすポテンシャルを持っている。この講座では、ITのスキルを教えて終わりではなく、その技術を使ってどのように医療や社会を変えていくのか。そこのノウハウまでフォローする実践的プログラムになっています。ご自身の専門性を追求しつつ、データサイエンスという新しい視点・技術を取り入れることで、専門領域を新規の切り口でダイナミックに変えていきたいと志す方をお待ちしています。
通常の社会人講座は、一通りの座学と演習による学びで終わるものが多いと思いますが、DHIEPはプログラムの仕上げとして、チームを組んで実データを用いた解析とプレゼンテーションをやっていただきます。習得した知識を総動員して自らが仲間と解析に取り組むことで、習ったことの確認と定着ができると皆さんに好評です。また、講師陣が現役の研究者や医療従事者、ビジネスで現在活躍されている方々ですので、”最前線”の情報に触れながら学べるのも魅力です。また、異なる業界から参加される受講生の方々との交流は、分野横断的な協働が必要になる医療データサイエンスの経験を先んじて積む、貴重な機会にもなっていると思います。
データサイエンスを学んでみたいと考えてはいるけれど、迷っておられる方は多いかと思います。ただ、独学ではなかなか前へ進むのが難しいと思いますので、自分で手を動かしてみたいという方は参加してみてください。初学者の方にもとっつきやすいようにプログラムを組んでいますし、逆にもっと学びたい方には個人的に動画をあげてフォローしています。一般的な教科書では数式ばかり出てくるとか、事例が興味のない分野の場合が多いですが、DHIEPでは自分たちが興味のある題材を使って分析するので、皆さんとても楽しそうに取り組んでおられるのが印象的です。
本講座は「医療の知識やデータ分析のスキルを武器に、社会を変革する人材」の輩出を目的としています。それは、高度なデータ分析を請け負う専門家でなく、社会・組織や医療の課題を自ら提起し周囲を巻き込みながら解決に導くといった「チェンジエージェントとしての動き」を期待しているということです。本講座で「社会変革・経営」に相当の時間を割いているのはそのためであり、他講座にはない特徴と言えます。恐らく皆さんには知識の習得・実践だけでなく、物事の考え方や意識の持ち方・振舞い方にも大きな転換が求められると思います。ぜひ、本講座を「社会変革のための自己変革の場」として役立ててください。
DHIEPにはライフサイエンス関連企業、官公庁、アカデミア、医療従事者等、様々な分野で活躍されている方が受講されます。自身とは異なる経歴や専門性を持った方々と接し、自身では持ち得なかった視点や気づきが得られますし、演習の多いプログラムなので受講者同士の繋がりも深まります。視野やネットワークが広がるのはDHEIPの魅力の一つだと思います。医療×データサイエンスの切り口で実現したいこと、解決したい課題等の「アジェンダ」を持って受講されると、学んだ知識を如何に実践するかという発想になり、講義・演習を通じて得るものが大きくなると思います。
伊藤:私は創薬初期の業務を幅広く担当していますが、以前からデータサイエンスを利活用して業務の質を高めること、効率化させること、そもそも仕事の仕方を変えることに興味がありました。DHIEPは、ライフサイエンスに特化したデータサイエンス、レセプトや電子カルテなどの医療情報、ビジネススキルという3分野にフォーカスしている点が、ヘルスケアに関連するデータサイエンスを学ぶ上ですごく魅力的だと考えて選びました。
小菅:所属する研究室の先生から「京都大学で、こんな講座があるけど誰か受けてみないか?」と打診をいただいてDHIEPを知りました。昨今、自分の研究テーマと関連する領域で、腸内細菌と精神疾患の関係など大きなデータを使う解析が増えていることを実感していました。そんな中で、DHIEPは医学系の解析に特化したプログラムがあるので、これはぜひ受けてみたいなと参加させていただきました。
那須:私は普段、製薬企業の研究開発分野でのデータ活用とか、AI活用の支援を行う業務を担当しています。そういった領域では非常にドメイン知識の高いものが要求され、生半可な知見ではお客様と議論していくのが難しい。DHIEPを知り、その講義内容に惹かれました。ライフサイエンスとデータサイエンスとビジネス、この3本立てのコンセプトが明確で、これを完了した暁には自分がどんな姿になっているかイメージできたのが決め手となりました。
東山:大学院の一年先輩の先生が機械学習の研究をされていまして、自分も研究に機械学習を使いたいなと考えていました。その矢先に奥野先生に共同研究をお願いする運びとなり、ご相談してみたらDHIEPを勧めていただいたので参加を決めました。医療系の研究にAIを使うのは最近すごく増えてきていますが、私の研究領域ではまだ報告はありません。自分でも使えたら新規性や独自性があるかなと期待して臨みました。
伊藤:いずれの内容もしっかり学んだことのない領域でしたので、授業についていけるか心配でした。また、会社の業務との両立も不安はありました。実際に受講してみると非常に内容の練られた授業で、補足資料としてご自身で作られた動画を準備された先生もおられ、何とかついていけたと思います。オンラインで受講できたこと、土曜日に集中して講義があったのも業務との両立において無理なく進めることができた点だと思います。
小菅:プログラミングなんてほぼやったことがなかったので、本当に受講してやっていけるのか?が不安でした。プログラム参加後も、正直私はプログラミングや統計には手こずりました。特にプログラミングは初心者に向けて手順書や資料を用意していただいたんですが、自分でやってみると「動かない!」ってこともしばしば。そういう時はyoutubeでプログラミングの動画を探したりして何とか乗り切りました。
那須:半年間という長さ、内容も高度なものが多かったので、最初はシンプルに「最後までついていけるかな」と不安はありました。ただ、受けてみたら講義内容は非常にわかりやすく、毎回授業で新しいことを仕入れるのが楽しくて、受講前の不安は杞憂に終わりました。会社にも後押しをしていただいたおかげもあります。また受講時期は、ちょうど子どもが生まれたばかりのタイミングで、仕事・育児・講義のトリプルタスクを抱える状態でしたが、妻も受講を快諾してくれ、サポートをしてくれたのは感謝しかありません。
東山:データサイエンス的にはまったくの素人で、エクセルもAVERAGEやSUMくらいの関数しか使えない私が授業についていけるのかしら?と、当初は不安でした。そこで、授業が始まる1ヶ月前に前述の先生からPythonのチュートリアルファイルをいただいて主要コードは知っているレベルくらいまでは予習しました。でも、始まってみると授業がとてもわかりやすく工夫されていて。ベースの講義の後に発展的な講義という枠組みも取り組みやすかったです。受講中に第二子出産をしたのですが、オンライン授業の環境下であった点も私にとっては非常に助かりました。
伊藤:ライフサイエンス、医療情報、ビジネススキルの3点がそろっている講座は他にないと思います。それぞれの分野のトップランナーの先生方のお話をお聞きできるのは非常にありがたいチャンスでした。私が受講していたときは、まだコロナ禍がギリギリ始まっておらず講義はほぼ対面で行われていました。今思い返せば、とても貴重な機会だったと思います。
小菅:DHIEPは、やはりライフサイエンス、ヘルスケアに特化したデータサイエンスが学べるとあって、講義内容的にも医療系の国民保険に紐付くデータを扱って解説していくなど、自分にとって興味深いテーマや題材ばかりで、すごく役に立ちました。普通のデータサイエンスの講座では医療に特化した講義ってほぼないか、少ないと思うので受講してよかったです。オンライン講義である点も、愛知県にいる自分にはありがたかったです。
那須:受講を終えて、経営・社会変革系のビジネススキルに関する講義が充実していたのはすごくよかったと感じています。どうしても研究サイド、エンジニアサイドの講義だと知識と技術を学ぶことに終始しがちです。でも、どんな仕事であれコストの話や人同士の関わり方はついて回ること。そこを実際に講義として受けてみると非常に興味深く、ためになりました。あと、実習スタイルの授業が多かった点もよかったです。楽しくもあり、また、自ら手を動かすからこそしっかり身についたと思います。
東山:まったく得意ではない分野なので、独学だったらどこかで挫折していました。最後まで続けられたのは先生たちのおかげです。特に社会変革系の授業は、私は本業は医師ですし、スタートアップとか、お金を儲けるとか関係ないと考えていました。でも、学ぶうちに臨床現場でどういう患者さんが何に困っていて、何を解決したら社会にメリットがあるのかを考えるのと同じだ!と気づきました。授業を通して、課題解決のためのクリニカルクエッションもどんどん湧いてきて、すごく影響を受けました。とりわけ「お金が動くときは、人の心が動いたときだ」という講師の先生の名言は、私も人の心を動かす研究をしたいという原動力になっています。
受講者の職種・年齢
本講座に対する評価
卒業生から頂戴したコメントを
一部抜粋してご紹介。
いただいた貴重なご意見、ご要望は、講義内容や学習環境にできるだけ反映させるように努めています。
※頂戴したアンケートより一部抜粋して掲載しています。
point1「データを武器に社会変革する」講座体系
ほかにはないユニークな三本柱の講義には高い評価!
DHIEP Programならではの医療×データ×社会変革を組み合わせた講義が人気です。
point2コミュニケーションを中心とした講義スタイル
実践型・参加型・双方向コミュニケーションが充実!
講師と受講生同士の活発な対話や交流を重視、独学では得られない豊かな学びがここに。
point3リモートを前提とした学習環境
メリットを最大限に活用する
受講生が多かったオンライン授業
遠方の参加者や育児中の方に好評なリモート開催。